このように日本では、多くの方が何か症状が出た時に歯医者さんに行くのが現実です。
悪くなるたびに治療を繰り返していたのでは、治療をしてもどんどんお口の中の状況は悪くなっていく一方なのです。
患者さんから「もう二度と削りたくない!」とか「もう二度と抜きたくない!」という言葉をよく耳にします。私もできるだけ歯は削りたくないですし、もちろん抜きたくもないです。
風邪を引いてもゆっくり体を休めれば良くなりますが、残念ながら歯は違います!
歯を削ったり抜いたりすれば、二度と元に戻ることはないのです。ですから病気になる前に「予防」することが重要で、これが「予防歯科」という考え方なのです。